最近の古着市場でジワジワ人気が出てきているスウェーデン軍のM90 Cold Weather Parka(コールドウェザーパーカー)。
3年ほど前に購入して、冬が来る度に着てきたリアルな感想も交えてご紹介していきます。
寒冷地用で着ることを考えられたアイテムというのもあって、着るとふかふかのお布団に包まれているような暖かさを味わえる一着です。
目次
〇M90 Cold Weather Parkaとは
もともとは、1990年代にスウェーデン軍で実際に使用されていた寒冷地用のミリタリーアウター。
このM90には、前期モデルと後期モデルの2種類があります。
大きな違いとしては、前期モデルはボディとフードが一体型となっています。
後期モデルになると、前期モデルにあった大きめなフードがなくなり襟周りに収納出来るようなデザインに変更されています。
大きめのフードがなくなったことで、後期モデルは少し高めの襟になったことで見た目のデザインもミリタリー感が薄まり都会的な雰囲気に仕上がっています。
このフードがなくなった背景としては、この実戦で使用するのにフードが大きすぎるのが問題点に上がっていたようです。
どの様なシーンで着ていたのか想像すると、背後の確認などする時にじゃまになりそうですね。
〇ディティール
シルエットは少し丸みをおびた雰囲気のあるデザイン。
ウエストあたりに、ドローコードがついているので調整しながら多少シルエットの変更を楽しむこともできる。
自分がもっているのは後期型なので、襟周りにある部分にフードが収納出来る様になっています。
フロントについているジップは、ダブルジップに引手がついているのでファッション的にもAラインシルエットにしたり出来ます。
また、引手がついていることで手袋をしたままでも開け閉めがしやすい様に作られています。
こういう実用的な仕様は、嬉しいですね。
内タグには、1997年制と思われる表記に、着用サイズをイラスト付きで分かりやすく表示されています。
「180cm 75kg」
この表記のもう一つ小さい「175cm 55kg」さらに大きい「190cm 75kg」表記のタグがあります。
さらにこの内タグには使用されている素材名もスウェーデン語で記載されており、Googleレンズを使って翻訳してみると。。。。
「外側の生地:65/35 コットン/ポリエステル」
「裏地:ポリアミド」
「ワッティング:ポリエステル」
と記載されています。
外側の生地がコットン/ポリエステルの混紡素材で作られているので、多少の雨などは弾く素材になっています。
フロントに2つ付いたポケットは大型かつマチ付きになっています。
文庫本も入る大きさなので、ちょっとそこまで出かける程度なら必要最低限の荷物を持って手ぶらで出かけらちゃいます。
〇サイズ感
身長:176cm 体重:62kgの自分が「180cm 75kg」のサイズを着ると元が大きめな作りもありますが、ゆったり切れるサイズ感です。
もう少しスマートに着たい人は、もう一つサイズが小さい物でもよいと思います。
大きめ作りもあって、中には厚手のニットやジージャン。ジャケットなどのアウターを着ても余裕があるサイズ感。
レイヤードして着れるのは、色んな着こなしを楽しめるので嬉しいですね。
〇コーディネート
アメカジスタイルから、セットアップスタイルなど幅広いコーディネートとも相性がよいうえに暖かいので、冬に一着あると活躍できる一着です。
古着市場では値段が高騰してしまい、探すと3万~5万してしまいますがWAIPERさんだと、少しお手頃に購入することができます。