ベーシックでシンプルなファッションに目覚めるきっかけになったアイテムと言ってもよい、ORCIVALのボーダーカットソー。
新卒でアパレルメーカーに就職し、販売研修先の先輩に連れていかれたお店で出会ったのがORCIVALでした。
出会うまでの自分は、トレンドに流されながら様々なかっこうをしていました。
TOME BROWNが流行った時は、トラッドスタイル。
エディスリマンがDior HOMMEをやっていた時は、スキニーパンツにライダースを合わせたり。。。(さすがにボッテガのボストンは持ってなかった。)
色々と迷走していました。
今回は、そんな自分のファッションの軸を決めるきっかけをくれたORCIVALのカットソーについてレビューしていきます。
目次
・ORCIVALってなに?
・どんな種類があるのか。
・どんな特徴があるの?
・サイズ感や着心地
・購入できるところ
ORCIVALってなに?
まず、ORCIVALを知らない方に簡単に説明します。
購入した当初の自分もよくわからず、先輩と店員さんの言われるがまま最初は買っていました。苦笑
ORCIVALは、1939年4月にフランスにて誕生したブランドです。
当時は、女性の下着用にシルク生地を製造していました。1947年にフランス海軍用にコットン生地を供給していたそうです。
ホワイト生地にブルーストライプというさわやかな配色が特徴的なカットソーですが、元は海軍用。軍物として誕生していたのです。
このストライプ柄は、海の波をイメージして出来たデザインという話もあります。
どんな種類があるの?
ORCIVALにはボーダーカットソーに使用している生地が2種類あります。
1つは、フランス海軍でも採用されていた「RACHEL(ラッセル)」。もう1つは、
COTTON LORUD(コットンロード)。
今回は、フランス海軍に採用されていた歴史のある「RACHEL(ラッセル)」について少し深堀します。
「RACHEL(ラッセル)」生地の特徴
ORCIVALブランドを象徴するラッセル生地は、一般的なカットソー地に比べ、糸を非常に多く使用した複雑な構造になっています。 現在もフランス国内に数台しかない縦編み機で時間をかけて編まれおり、大量に生産することはできません。
フランスの歴史が紡がれているORCIVALのセーラーTシャツは、それだけに特別なものとして価値があります。
マリンTシャツの原型である白地にロイヤルブルーのボーダーをはじめ、現在はカラーや形・素材のバリエーションが楽しめます。
サイズ感や着心地
自分(身長176cm 体重63kg)が購入したのが、サイズ2という表記があるものを着ています。
「このRACHELに限らず、素材の特性上1~2cmほど洗濯すると縮むのでサイズ選びで注意が必要です。
ジャストで着るならば、いつも買うサイズより1つ上のサイズでも問題ないです。」
この表記で、ジャストサイズという感じです。
もう少しゆったり着たい、流行のオーバーサイズで着たいという方はこれより大きいサイズ表記の物をおススメします。
オーバーサイズで着るならば、最近発売されたサイズ「7or8」表記のものがよいですよ。
女性が着るとチュニック丈くらいになるので、兼用でも着れます。
着心地は、サラッとしたコットン素材なので真夏以外は活躍すること間違いないです。
春先には、RACHEL一枚にコートを羽織ったり。
真夏少し前ならば、ショーツと合わせたり。
秋になれば、パーカーやアウターと合わせても◎。
冬は、ニットカーディガンなんかとも愛称がよいです。
とにかく、ベーシックなアイテムなので組み合わせ次第で色々着まわせるのも魅了的なのですが、自分が着ているRACHELはサイズ表記がかすれるほど着てもよれることなく着れているので、本当に丈夫な生地だと実感しています。
購入できるところ
日本国内であれば、BshopというセレクトSHOPを展開している「ボーイズ」という会社が国内の輸入代理店をやられているので、Bshopにいけば間違いなく手に入ります。
Bshop以外であれば、ユナイテッドアローズ、BEAMSなどの大手セレクトSHOP。
ZOZO TOWNや楽天といったネットでも購入できます。
確かな歴史の上で残ってきた本物を、デイリーに着れるのは高級デザインブランドより
贅沢なことかもしれないですね。
おわり