休日になると、なぜか出かけたくなる
休日になると、どうしてもどこかへ出かけたくなる。
平日は仕事中心の生活だ。朝起きて出勤し、仕事をして帰宅する。気づけば一日が終わっていることも少なくない。
もちろん仕事にもやりがいはあるが、平日の時間の多くを仕事に使っている反動なのか、休日になると「今日は何をしよう」「どこへ行こう」と考えている自分がいる。
旅行というほど大げさなものではなくてもいい。
少しだけ知らない街へ行ったり、普段乗らない電車に乗ったりするだけで気分はずいぶん変わる。
そんな休日だった今日は、テレビ東京の『アド街ック天国』で紹介されていた西武多摩川線に乗ってみることにした。
西武多摩川線という少し不思議な路線
西武線なのに孤立している路線
西武多摩川線は、西武鉄道の路線でありながら、他の西武線とは線路がつながっていない少し珍しい路線だ。
路線は武蔵境駅から是政駅までの約8km。
大きな路線図で見ると短い路線だが、実際に乗ってみると独特の存在感がある。
車内にはアド街ック天国で紹介されたことを知らせる広告も掲出されており、ちょっとした話題になっていることが伝わってきた。

実は他路線にも乗り換えられる
西武多摩川線は武蔵境駅でJR中央線と接続している。
それ以外にも、徒歩連絡という形で他路線へ乗り換えることができる。
白糸台駅から少し歩けば京王線の武蔵野台駅へ。
終点の是政駅から歩けば南武線の南多摩駅へ行くことができる。
ただし、どちらも駅同士が直接つながっているわけではない。
少し歩いて乗り換える必要があるため、どこかローカル線らしい雰囲気を感じる。
こうした「便利すぎない感じ」が、この路線の魅力なのかもしれない。
昭和の空気を感じる101系車両
今では貴重になりつつある車両
西武多摩川線では「新101系」と呼ばれる車両が活躍している。
名前だけ聞くと比較的新しい車両のように思えるが、実際には1979年から製造された車両で、すでに40年以上が経過している。
車内に入ると、どこか懐かしい雰囲気が漂う。
最新型の車両のような派手さや便利さはないが、その分だけ鉄道本来の魅力を感じられる気がする。
単線の線路をゆっくり走る姿は、多摩地域の落ち着いた街並みによく似合っていた。
2029年頃には車両更新の予定も
現在の101系は、2029年頃から東急9000系を活用した「サステナ車両」へ順次置き換えられる予定だと言われている。
もちろん新しい車両にも魅力はある。
しかし、長年親しまれてきた101系が見られる期間は限られている。
クラシックな車両が好きな人や、昔ながらの西武線の雰囲気を味わいたい人は、今のうちに乗車しておくと良いかもしれない。
西武多摩川線の楽しみは車両の色にもある
さまざまなカラーリングが走る

西武多摩川線の面白いところは、同じ形式の車両でも色が違うことだ。
現在走っている車両は、
- 黄色
- 赤とベージュ
- ブルー
といったカラーリングが採用されている。
鉄道ファンの間では「赤電」と呼ばれる車両もあり、それぞれに人気がある。
同じ路線に乗っていても、どの色の車両に出会えるかで少し気分が変わる。
こうした小さな楽しみがあるのも、西武多摩川線らしさだと思う。
新小金井駅ですれ違う列車

単線区間のため、途中駅では列車同士のすれ違いが行われる。
今回、新小金井駅で異なるカラーの車両同士が並ぶ場面を見ることができた。
普段なら何気ない光景かもしれない。
しかし、将来的に車両が更新されることを考えると、こうした景色も今だけのものになる。
そう思うと、少しだけ寂しい気持ちになった。
是政と新小金井をのんびり散歩
今回の過ごし方はとてもシンプルだった。
武蔵境駅から西武多摩川線に乗り、終点の是政駅まで移動する。
駅周辺を少し散歩したあと、再び電車に乗って新小金井駅で下車。
こちらでもゆっくり歩きながら街の空気を感じ、その後武蔵境駅へ戻った。
観光地を巡ったわけでもなく、特別なイベントがあったわけでもない。
それでも、とても満足感のある時間だった。
便利さや効率ばかりを求めていると、つい見落としてしまうような風景や時間の流れを感じられた気がする。
まとめ|遠くへ行かなくても旅は楽しめる
休日というと、つい遠くへ出かけたり、有名な観光地へ行ったりしなければならないような気持ちになることがある。
でも実際には、普段乗らない路線に乗ってみるだけでも十分に気分転換になる。
今回訪れた西武多摩川線は、そんなことを改めて感じさせてくれる路線だった。
車窓を眺めながらゆっくり移動し、途中下車して街を歩く。
それだけなのに、心が少し軽くなる。
忙しい毎日の中だからこそ、こうした「目的のない小さな旅」が意外と大切なのかもしれない。
また時間を作って、次は別の路線にも乗ってみたいと思う。

































屋根やベンチもあるので、お昼を食べたりするのにもちょうどよいコーナーになっていました。
